昨今、高齢者の運転中の死亡事故がニュースなどで取り上げられることが多くなりました。
自動車は便利な乗り物ですが、扱いを間違えれば一転して凶器になります。
自分の親はまだまだ元気だし大丈夫と思っていても、「明日は我が身」、いつ加害者になるかわかりません。
だからと言って両親に
もう車に乗らないでほしい!
ブレーキ踏み間違い防止装置をつけて!!
ということは難しいですよね。
車がなくなるということは代わりの交通手段が必要ですし、ブレーキ踏み間違い防止装置をつけるには車種の制限や工事の手間やお金がかかります。
そのような方にピッタリなのが安全運転支援システムのついたドライブレコーダーです。
後付けも簡単にすることができ、今まで通りに運転しながら交通事故の予防に役立ちます。
この記事では後付けのできる安全運転支援付きのおすすめのドライブレコーダーを比較します。
安全運転支援システムとは
ドライブレコーダーといえば事故の記録動画をとるだけとイメージされる方も多いですが、近年のドライブレコーダーには安全運転支援システムが搭載されたものも数多く発売されています。
・前の車が発進したことを知らせてくれる機能
・前の車に近づきすぎた時に知らせてくれる機能
・走行車線からはみ出した時に知らせてくれる機能
・設定した速度を超えたときに知らせてくれる機能
前の車が発進したことを知らせてくれる機能
信号待ちなどの停車中に前の車が発進したことを音でお知らせしてくれます。
車を運転している時に信号が変わったことに気付かず、後ろの車にクラクションを鳴らされて、ビックリして急発進した経験は誰しもあると思います。
そのような急発進を少しでも防ぐのがこの安全運転支援システムです。
前の車に近づきすぎた時に知らせてくれる機能
高速道路の渋滞中など前の車に接近しすぎたときに音でお知らせしてくれる安全運転支援システムです。
不注意からなる衝突事故を防ぎやすくなります。
走行車線からはみ出した時に知らせてくれる機能
車がふらついて車線をはみ出しそうになった時などに音でお知らせしてくれる安全運転支援システムです。
不注意や集中力の低下した時、眠たいときなどに効果を発揮します。
私の車にもついていますが音が鳴ってから、「おおーっ」と、自分が車線をはみ出していたことに気がつくことがあるので、個人的にはこの機能が一番、役に立っています。
設定した速度を超えたときに知らせてくれる機能
あらかじめ設定した速度を超えたときに音でお知らせしてくれる安全運転支援システムです。
高速道路などで気がつかないうちに速度が出過ぎているということを防ぎ事故を予防します。
ドライブレコーダーは簡単に後付け可能
「ドライブレコーダー?自分で取り付けるって難しいでしょ??」
そう思われている方もたくさんいると思います。かくいう私もその中の一人でした。
でも実際はそんなこともなく、女性の方でも簡単に付けることができます。
1、 本体を両面テープでフロントガラスに取り付ける
2、 本体から出ている線をシガーライターソケットに差し込む
3、 配線をまとめる
この3点だけです。
これなら「機械とか苦手!ドライブレコーダーとか触ったことないやー」って人でも簡単に後付けすることができます。
とても簡単に後付けすることはできるんですが、もしどうしても無理ならカー用品店に持ち込むという手段もあります。5000円から1万円くらいの工賃で取り付けてくれるはずです。
急発進防止装置と安全運転支援システムの違い
・運転感覚
・装着できる車種
・取り外し可能
・運転を制御する度合いの違い
運転感覚
アクセルやブレーキの踏み間違いを防ぐ、急発進や誤発進を防止する装置と、安全運転支援システム付きのドライブレコーダーの一番大きな違いは運転感覚です。
急発進防止装置はアクセルを電気信号で制御するので、運転している時の感覚が今までと大きく変わりますが、ドライブレコーダーの場合は今まで通り運転することができます。
装着できる車種の違い
急発進防止装置は対応している車種がかなり限られているのに対し、ドライブレコーダーの場合は、ほとんどの車種に装着可能です。
簡単に取り外し可能かどうか
もし必要がなくなった時にドライブレコーダーは両面テープで張り付けているだけなので簡単に取り外しが可能です。(頑丈な両面テープをはがすという別の技術は必要ですが)
もちろんドライブレコーダーとしての機能もしっかりとあるので他の車に付けることもできます。
煽り運転などの対策としてドライブレコーダーとして普通に使用できる
急発進防止装置は安全運転のためだけのものですが、安全運転支援付きのドライブレコーダーは、もちろん本来の目的である走行記録をとることができます。
最近、煽り運転による事件なども大きくニュースなどで取り上げられていて、ドライブレコーダーで映像記録の証拠を残すということがとても大切になってきました。
後付け可能のドライブレコーダーなら購入したその日から簡単に取り付けることができるので、運転する際の安心につながります。
後付け可能な安全運転支援システム付きのドライブレコーダーの比較
DRY-ST7000P(ユピテル)
HDR852G(コムテック)
DRV-830(ケンウッド)
DRY-AS410WGc(ユピテル)
DRY-ST7000P(ユピテル)
画素数 | 350万画素 |
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最大解像度 | 2560×1440 |
モニターサイズ | 2インチ フルカラーTFT液晶 |
・前方車両発車のお知らせ、車線のはみだしのお知らせ、前の車との接近をお知らせする安全運転支援システムがついている。
・スタンダードな機種であり、2020年に流通している中でも標準的な機能を持っている。
・値段も4つの中では手頃でとりあえず買っておくにはちょうどいい機種。
HDR852G(コムテック)
画素数 | 370万画素 |
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最大解像度 | 2560×1440 |
モニターサイズ | 2.7インチ フルカラーTFT液晶 |
・2019年のモデルで総合的なスペックは高い。
・5つの安全運転支援システムを搭載。
・先行車の発進を知らせる機能
・前の車が近づいたら知らせる機能
・車線をはみ出したら知らせる機能
・急加速や急減速、急ハンドルを検出し知らせる機能
・設定速度を超えた際に知らせる機能
DRV-830(ケンウッド)
画素数 | 368万画素 |
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最大解像度 | 2560×1440 |
モニターサイズ | 3.0インチ フルカラーTFT液晶 |
・2019年に流通しているドライブレコーダーの標準的な機能に加え、前方衝突警告、車線はみだし警告、発進遅れ警告の3点の安全運転支援システムがついてる。
・モニターが3.0インチと他のものと比べても大画面であり、その場での画像の確認や操作がしやすくなっている。
・microSDXCカードを入れる、スロットルが2つついておりリレー録画を行える。これにより録画時間を長くとりやすい。
DRY-AS410WGc(ユピテル)
画素数 | 300万画素 |
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最大解像度 | 2304×1296 |
モニターサイズ | 2.0インチ フルカラーTFT液晶 |
・先ほど紹介した「DRY-SV8000p」と同じ会社ユピテルの別機種。
・「DRY-SV8000p」の各種機能に加え、内臓バッテリーを使った約40分間の駐車監視機能搭載しているのが大きな特徴。この機能で駐車場などの当て逃げや、車上荒らしの予防に役立てる。(内蔵バッテリー式ではないものは別途購入のケーブルを自分で装着して電源をとる必要がある)
・画素数は300万画素と「DRY-ST8000p」の368万画素と比べ、やや劣る。
安全運転支援付きドラレコのまとめ
DRY-ST7000p(ユピテル):とりあえず迷っていて決められないなら人にオススメ。
HDR852G(コムテック):安全運転支援システムを中心に考えるならこれがベスト。
DRV-830(ケンウッド):大画面で車中で録画を見たい人には向いている。
DRY-AS410WGc(ユピテル):内蔵バッテリー式の駐車監視機能がほしいならコレ。
高齢者の自動車事故が社会問題化している中、私たちも他人事とは思わずに、自分の両親のことを考えた方がいいかもしれません。
安全運転支援付きのドライブレコーダーなら簡単に後付けすることができるので、ご両親にプレゼントして、できるなら一緒に取り付けたりすることにより、安全運転に対する意識も高まり、コミュニケーションもとることができるので親孝行になりそうですね。
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