この記事ではヴァイオレットエヴァーガーデンの感想、評価、2期の情報について紹介!
このアニメは暁佳奈さん原作によるライトノベルを2018年にアニメ化したものです。
世間では評価が分かれている作品のようで
「メッチャ感動した!!」、「みんなに見てほしい」
という人から
「全然つまらない」、「お涙頂戴」
などと色々な意見があります。
そこで実際に僕が見た感想、評価をみなさんと共有できたらなと思い、この記事を書きます。
あらすじ【全13話】
一言で言うと
「感情を失った少女が手紙の代筆という仕事を通じて成長していく物語。」
3行で言うと
・戦争で感情の希薄な武器として戦っていた少女(ヴァイオレットエヴァーガーデン)
・戦争が終結するも、誰よりも大切にしていた、ギルベルト少佐とはぐれてしまい、少佐は消息不明に。
・最後にギルベルト少佐から聞かされた「愛してる」という言葉の意味がわからない彼女は、手紙の代筆業という仕事を通して、その意味を探していく。
ヴァイオレットエヴァーガーデンのつまらない所【評価・感想】
賛否両論あるけれど、個人的に惜しい、つまらない所を2点あげます。
・わかりやすり感動物語
・エンディング曲
わかりやすい感動物語
「はい!みなさんここが泣く所ですよ!泣いてくださいね!」
と言わんばかりのわかりやすい感動ポイント。
色々あるけれど、例えば病気で亡くなっちゃうお母さんが、残された娘の誕生日に手紙を書きためる話とか・・・
いや、そりゃ感動するよ。僕も号泣したよ。娘を思うお母さんの気持ちは痛いほどわかるしね。
でもそういう直接的なものじゃなくて、もっとこう内から来る感動がほしい。
ストーリー上でも、お母さんは誰に手紙を書くか隠しているんだけど、普通に見てる人なら、「娘に書く以外ないやろ!」ってバレバレの展開ですしね。
こういう細かい手紙にまつわるエピソードのような話が何話かあって、それぞれ1話で完結してるんだけど、個人的にはこれを2話使ってやれば、もう少しよくなるのかもと思ったり・・・
どうしても尺の関係で単調な話になりやすいから、見ている方も、「ああーまたこのパターンね」となりやすいと思う。
エンディングテーマ
エンディングテーマは茅原実里さんの「みちしるべ」
この歌が良いとか悪いとかそういうことを言うつもりはないけれど、ヴァイオレットエヴァーガーデンの世界には合わないと感じる。
声質が独特の鼻声の様な「ボエェー」とした感じで、ストーリーの終盤に、ほどよく感動している所に突然、この歌を指し込まれると熱が冷めてしまう。
唯一、合っていたと感じるのは2話のラストだけかな・・・
茅原実里さんの有名な曲は色々あって代表するようなものは
ハレ晴レユカイ 「涼宮ハルヒの憂鬱」OP曲
Paradise Lost 「喰霊-零-」OP曲
どちらも非常にいい曲で今でもParadise Lostは、私自身よく聞いている。
「喰霊-零-」自体がとても好きなアニメというのもあるけれど、この歌はアニメの作風にも本当にピッタリで聞いているだけで、アニメの結末を思い出し気分を高めることができる。(そのあと漫画版を読んでガッカリしたのはいい思い出)
なので今回は単純にヴァイオレットエヴァーガーデンの作風に合っていなかっただけなのかなっていうのが私の結論となる。
ヴァイオレットエヴァーガーデンのよかった所【評価・感想】
次に見ていて良かったと思う所の感想を書きたいと思います。
・圧倒的に美しい世界観
・単純だからこそ王道の物語
世界観が美しくまとまっている
1900年代のヨーロッパのような独特の世界観。
絵も素晴らしく美しくて「本当にこんな世界があるんじゃないのかな」、「行ってみたいな」と感じさせてくれる。
特に7話の戯曲家の元へ出張した話の風景が美しすぎて感動した。
全話を通して情景が本当に素晴らしくきれいに描かれていて見ているだけで飽きない作画。
まるでアニメではなく映画を見ているような感覚になる。
何だかんだ言っても王道の感動話は泣ける
やはり王道は王道なりの安心感があっていいと思う。
「はいはい、どうせこうなるよね」
って、わかっているのに感動してしまう。
なんとなく結末を予想できるからこそ安心して見れるというのもあると思う。
まるで「水戸黄門」を見ているような感覚で、とがっていないからこそ万人受けしそうな気はする。
普段、アニメなどに触れない女性の方とか意外とオススメできるかもしれない。
ヴァイオレットエヴァーガーデンの2期はある?続編は?
2期の放映はなく映画の公開となります。
まあきれいに1期で原作はほぼ完結していますしね。
ただアニメと原作の終わり方は少し違うので気になる方は原作をチェックしてもいいかも!
ネタバレはしないけど、個人的には原作の終わり方の方が好きかな。(まあどんな作品も原作の方がいいのは当たり前と言えば当たり前だけど)
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』
2019年9月6日から3週間限定で上映予定
2020年の完全新作劇場版に先がけて新作エピソードが期間限定上映します。(延長している劇場もあります)
【特典付きムビチケ本日発売!】
「数量限定!キャラクターデザイン高瀬亜貴子描き下ろし”ムーンライト”B2ポスター付ムビチケ」が上映予定劇場にて本日より販売開始!特典はキャラクターデザイン高瀬亜貴子が仕上げまで手掛けた描き下ろしB2ポスターです!https://t.co/UaJk197fpg #VioletEvergarden pic.twitter.com/K4MZlJjcfV— 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式 (@Violet_Letter) 2019年4月26日
完全新作『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
2020年4月24日からは公開予定。
こちらがメインの完全新作映画。オリジナル要素もたくさん含まれているだろうし、ファンなら必見!
※残念ながら公開は延期となりました。上映日は2020年4月23日現在未定です。
2020年1月10日「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」全国劇場公開決定!
公式サイトオープン!ティザービジュアル、特報、ストーリー、チケット、シアター情報等を公開しました!ぜひご覧ください!https://t.co/U8rRMVsKpA #VioletEvergarden pic.twitter.com/mKSPh4ZpB6— 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式 (@Violet_Letter) 2019年4月19日
ヴァイオレットエヴァーガーデンが好きな人にオススメのアニメ
四月は君の嘘
かつて天才ピアニストとして名をはせた有馬公生は、母親の死をきっかけにピアノが弾けなくなった。そんな彼が出会ったのが個性的で自由なヴァイオリニスト・宮園かをり。彼女のパワーに押され、もう一度ピアノに手を伸ばす公生だが、彼女には秘密があった…。
U-NEXT公式より引用
まだ見てない人は感動系アニメを語る資格がないと思えるほどの名作
ヴァイオレットエヴァーガーデンが好きな男性だったら、まず間違いはないです。
反対につまらないなと感じる人にも四月は君の嘘なら満足してもらえるはずです。
これほどまでに心の中の感情を表したアニメはありません。何も喋らなくても各キャラクターが思っていることが、濁流のように心の中に流れ込み身に染みる・・・
ストーリーももちろんいいけど、それよりもキャラクター達の心の動きに注目してほしいです。
「ああー心が苦しくて破裂しそう!!」
35歳の私がいい年して、号泣してしまえるほどのアニメです。
行動、表情、声優の演技・・・実際にセリフで伝えなくても、キャラクターの心情が手に取るようにわかり、見る人の心をゆさぶります。
『四月は君の嘘
31日以内ならアニメやドラマが無料で見放題なので、もし継続が必要ないならば解約してしまえば、完全無料で楽しんでもらえます。
DARKER THAN BLACK―黒の契約者―
「契約者」と呼ばれる超能力者で秘密組織のエージェントである主人公が任務を行い、他の「契約者」やエージェントとの戦闘、人々との交流を中心に物語が進展する。そこに警視庁の刑事たちも加わり「ゲート」や「契約者」をめぐる謎や陰謀が明らかになる展開となっている。
wikipediaより引用
能力物のバトルアニメにはなるけれど
「DARKER THAN BLACK(ダーカーザンブラック)―黒の契約者―」
このアニメはヴァイオレットエヴァーガーデンに足りなかった情景を魅せる部分が補われ、且つ、戦闘も面白いというようなアニメ。
全25話とちょっと長いけど、2話ごとのエピソード形式のストーリーで進んでいくので長さはそれほど感じないはずです。
不思議で独特の世界観と、全体的に物悲しい雰囲気から、若い学生さんよりは大人向けのアニメかもしれません。
DARKER THAN BLACKもU-NEXT
ヴァイオレットエヴァーガーデンの評価、感想のまとめ
・圧倒的に美しい世界観
・単純だからこそ王道の物語
・わかりやすい感動物語
・エンディングテーマ
これを言ったら元も子もないけど、アニメも含め、嗜好品というものは個人の好き嫌いがあって当たり前。
だから一概につまらない、面白いとレッテルをつけるのはよくないとは思う。
まあそうやって色々な思いを持つ人がいるからこそ、どんどん素晴らしく、多様性に富んだ作品が世に溢れていくんだろうから、悪いこととは言い切れないけどね。