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アラジン(実写版)のレビュー、感想。ハキームって突然でてきたけど一体だれ??

実写版アラジンのレビュー、感想のアイキャッチ
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この記事ではディズニーの実写映画アラジンを見てきたので感想、レビューをします。

観たのは上映2日目の6月8日の土曜日でしたけど、なぜか映画館は7割ほどしか埋まっていませんでした。(たまたまかもしれないけどね)

この10年くらいはディズニー映画が好きで色々な作品を映画館で見ましたけど、実は原作のアラジンのアニメは一度も見たことがありませんでした。

ジャスミンが主人公?

突然出てきたハキームって誰??

といった疑問が浮かぶ、先入観なしの新鮮な気持ちで一つの映画作品としてみたレビューとなります!

モキチ
モキチ
ディズニー作品って意外と大人向けのものが多いよねー

 

▼【実写版アラジン】ハキームを含む新キャラクター3人の詳しいレビューはこちらから
【実写版アラジン】アンダース、ハキーム、ダリア3人の新キャラクターレビュー詳細

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アラジン(実写版)のレビュー、感想

実写映画アラジンの映画館のチケット

3行あらすじ

・貧しい青年アラジンは、街中に脱走していた王女ジャスミンと出会いお互いにひかれあう。

・アラジンはひょんなことから魔法のランプを手に入れて、その中に閉じ込められている魔神ジーニーと出会い、王国にとっての悪であるジャファーを倒す。

・ジャスミンは国王になり、アラジンと結ばれて、めでたしめでたし。

アラジンの歌、音楽

映画は字幕版で見たので歌も全部英語版の感想です。

フレンド・ライク・ミー【Friend Like Me】

歌:ウィル・スミス(英語版)、山寺宏一(日本語版)

アラジンが魔法のランプを見つけた洞窟の中でジーニーが歌う。

とても陽気で楽しく、ジーニーのメチャクチャさを表現した歌だった。

魔法のランプに長い間閉じ込められていたストレスを解消しきっているような感じ。

ホール・ニュー・ワールド【A Whole New World】

歌:ナオミ・スコット&メナ・マスード(英語版)、木下晴香&中村倫也(日本語版)

さすがにこの歌は知っている。アラジンの主題歌

アラジンとジャスミンが魔法のじゅうたんに乗りながら二人で歌う。

壮大な世界観とアラブ独特の風景が相まって、「来年はアラブ圏に旅行に行きたいな」と思えるくらい感動した。

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スピーチレス~心の声~【Speechless】

歌:ナオミ・スコット(英語版)、木下晴香(日本語版)

行き場の場ないジャスミンの強い思いを表した歌。

ジャファーが国王になって、ジャスミンが投獄されそうになる時に歌い出す。

時が止まった中、ひとりでに歌いだす演出は素敵だと感じた。

「私は泣かない、決してくじけない」「私は黙ってはいない、心の声をあげる」

愛するアラジンとの結婚を願うだけではなく、国王になり自ら国を治めようとする強い女性像が描かれている。

あと特筆すべきは歌唱力。正直、アラジンの歌はそれほど上手とは思えなかったので、ジャスミンの歌のうまさが際立って感じた。

 


ジャスミンが主人公?

映画アラジンの看板

ディズニー好きな妻と映画を見に行ったんだけど、終わってから真っ先に、僕が妻に聞いたのは

モキチ
モキチ
アラジンって、ジャスミンが主人公なの???

「いやアラジンってタイトルなんだから、アラジンが主人公!!!」

と一蹴されてしまったけど、それくらいジャスミンのインパクトが強かった。

というかアラジン成分が弱かった・・・

アラジンの役目は「ランプを取ってきて、ジャスミンを救う」、この一点にフォーカスされていて、細かい心情の動きなどはそれほどクローズアップされていなかった。

アラジンが悩んでいたのはジャスミンに本当は自分が王子じゃないと打ち明けるかどうかくらいじゃなかったのかな・・・多分。

反対にジャスミンは女だから国王にもなれず、いやいや婿探しをさせられて、悲しく抑圧された気持ちが精一杯感じさせられるような表現をされていた。

その気持ちが詰まった歌が、「スピーチレス~心の声~」であり、映画を見に来ている視聴者にそれを強く伝えようとしていた。

正直なところ、「新作ディズニー実写映画ジャスミン」でも成立しそうな感じはする。

それから個人的には女性の社会進出に対しての社会風刺の色が強く感じた。

映画はたびたび風刺に使われることもあるけれど、「ディズニーもこういうことするんだー」と強く印象に残った。

ハキームって誰やねん!

ホントあんた誰やねん・・・

クライマックスのシーンでジャファーが国王になり、ジャファーが兵隊の隊長である「ハキーム」と呼ばれる人に元王様達を投獄しろと命令するんだけど

そこでジャスミン

「ハキーム!!誰に従うべきかは、あなたが選んで!!!」

的なことを言う名シーン風で登場。

でも僕が思ったのは

「いやまずお前は誰だ!」

この一言に尽きる。

「今までこんな人いたっけかなー」って、脳内検索をするも引っかからず、「アラジンを捕まえた兵隊だったかなー」って、考えてもわからず。

そもそもあなた名前のあるキャラクターだったのねと思った。

こういう意味のわからないことをディズニーレベルの映画がすることはないはず・・・

それで、この今まで目立たなかったハキームになぜ焦点を急に当てる必要があるか考えると、やっぱり社会風刺なんだろうなという結論に至った。

前提としてジーニーの魔法はジャファーを王様にすることであり、これによりジャファーは王様であり国のトップのはず。

そのあとのジャスミンが発した「どの王様に対して従うかどうかは、ハキーム自身が選んで」という言動。

今までの映画の流れからハキームというキャラ自身には焦点が一切あたっていないことからも、彼は「民衆の代表」的な位置づけであると考えた。

その「民衆の代表」に誰がトップにいようとも、自分達でそのトップは選ぶべきであるという、一種のメッセージが込められているのではと思い、「ああー、トランプ政権に対する批判なのかなー」と感じてしまった。

どうやらハキームというキャラクターはアニメ版には出てこない、実写版だけの新キャラらしい
アラジンの新キャラクターであるアンダース、ハキーム、ダリアを説明したアイキャッチ画像
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ウィル・スミスが暴れまくる

上映される前から話題にもなっていたけどウィル・スミスのジーニーが色々な意味ですごかった。

まず見た目は想像以上に青く塗っただけのウィル・スミスで、「そこはCGを駆使しないのね」と感じたが、そんなことは見ているうちにすぐ慣れて気にならなくなった。

ほんとハチャメチャで見ていて楽しい、ウィル・スミスのキャラクター性とジーニー自身のキャラクターが合体して、いい感じに相乗効果を作っていると思う。

さいごに:実写映画アラジンのレビュー、感想

以上が原作を全く見たことがない、「ランプをこすったら魔神が出てくる」レベルの知識しか持っていない僕のレビュー、感想でした。

色々、考えることは多い映画たけど、頭をからっぽにして、エンターテイメントとして見るにはとても面白い映画だと思う!

ストーリも一本道でわかりやすく、子供、カップルでも楽しく安心して見れ、ディズニーの実写映画のレベルの高さを感じることができる。

モキチ
モキチ
CGを使いまくって「アナと雪の女王」を実写化してほしい!!

他にもディズニーの映画が見たいんだけど!

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